おはようございます。
12月に入り、やっと冬らしい寒さになってきました。
当店では、春~秋にかけては、鮎や鰻が幅をきかせていましたが、
冬になりますと様相が変わってまいります。
その中でも今回は「寒鮒」をご紹介したいと思います。
「寒鮒」とは、魚そのものの名称ではなく、さむ~い時期に獲れる鮒のことを指して呼ばれます。
寒ブリ・寒ガレイ・寒大根 と言うように、寒い時期に旬を迎えるため「寒」の字をあてがわれます。
もちろん、寒くない時期にも獲れる魚ではあるのですが、やはり冬場の冷たい環境でこそ育まれる
旨味は、格別なものがあります。
当店では主に、子持ち鮒は姿煮に。
雄の鮒を、子造りにして提供いたしております。
また、さばいた後に出る骨を使って作る「あら汁」がまた最高
なんです。。こちらは主にまかないになってますが(笑)
本日は「子造り」をご紹介します。
切り身にした身を流水でさらし、水からあげたのち水分を切るため
ぎゅーーーっと思いっきり絞り上げます!
別で作ってあります、炒った鮒の卵をまぶして完成です。
酢味噌との相性が抜群ですので、この時期のネギと合わせて
てっぱいにしていただくのも、美味しいと思います。
店頭では、3月のかかりぐらいまでの販売になります。
店内では、年末に向けての準備の真っ最中です。
八幡巻を白焼きするために串打ちをしているところです。
日に日に寒さも厳しくなります。体調管理に気をつけて、あとひと月頑張ります。