2016年4月15日金曜日

伝統を知るために・・ (1)

 はじめに、昨夜の熊本の大地震にて被災された方々に

お見舞い申し上げます。

 1日も早い救済ならびに復興を祈念いたします。



 
 桜もあっという間に散り、春の暖かさ・・というより

ちょっと夏のような暑さも感じたり(汗)

 温度調節が難しい季節ですね。。。


 琵琶湖の魚の方も、冬の名残の モロコ・ワカサギ などが終わりを迎えようとしています。

 
 そんな折に、やってきたのがこちらです↓

メスは鮒寿司に。オスは姿煮や子造りでも美味しいんですよ

 卵がパンパンに詰まった「二ゴロブナ」です。 

 同じく琵琶湖固有種である「ゲンゴロウブナ」に《似》ていることから

 「似五郎鮒」と呼ばれるようになったそうです。(その他諸説有り)

 
 鮒寿司の原料として有名な魚ですね~。

 お値段も、なかなか立派です(汗)

 
さて、この鮒をどうするかといいますと。。。


約3か月、重石をして保存します

塩漬けにします。


これは、鮒寿司を漬けるための仕込み段階で

「塩切り」と呼ばれるものです。


もうお察しかと思いますが、


今年から自家製の


鮒寿司作りにチャレンジすることにしました。



きっかけは、去年の夏に受講した

滋賀県漁協主催の「鮒寿司講習会」

にお邪魔したことです。







お腹の中・エラ蓋の裏まで塩を詰めます
 

 今まで、店の「商品」として鮒寿司を

普通に扱っておりましたが、

正直どのような過程を経て、どうやってつくるのか。。。


 また、漬けたて出来上がりホヤホヤの味と、

寝かせて熟成した味とどう変わるのか。。。


 

これは、手元に置いて作ってみないと

分からないことだらけです。


 伝統を知るという。。。とおこがましいかもしれませんが

先ずは、やってみるべし!!


 去年の夏にたまたま休みの日と、講習の日が合いましたので、

車に炊飯を15kg積んでいざ 琵琶湖の北 湖北町へ向かいました。。




続きは、鮒寿司の製造過程と共に随時掲載予定です。